大腿骨近位部骨折を対象とするセンターを2023年8月1日開設します

高齢者が大腿骨近位部骨折を起こすと、日常生活動作を低下させ、健康寿命にも影響を及ぼします。当センターでは、緊急性の高い大腿骨近位部骨折に対して、入院後に全身状態の検査を迅速に行い、早期に治療に取り掛かります。

早期手術、早期リハビリテーションは、合併症と死亡率を低下させ、運動機能を保持しやすく、かつ肺炎、深部静脈血栓（骨折により脚の静脈に血栓ができることがあります。その血栓が血流に乗って、肺の血管に詰まると、肺塞栓症を起こします）などの合併症も低下させます。

早期の治療を完全に行うために、内科医師、外科医師、麻酔科医師、薬剤師、看護師、理学療法士、管理栄養士、ソーシャルワーカーなど、病院全体として協力体制を築いて対応しています。そして、質の高い手術が受けられるように、手術は整形外科専門医で整形外科指導医資格を持った医師が行うため、手術の平均時間は30～40分です。手術翌日からリハビリと歩行訓練を開始しています。

転んで立てなくなった、歩くと股関節が痛い・・・

転んで立てなくなった、歩くと股関節が痛いなどの症状があったら、大腿骨近位部骨折を疑い、できるだけ早く救急車を呼ぶか、病院へ連絡を入れましょう。
大腿骨近位部骨折は早期発見から早期治療がとても重要です。
転倒・股関節痛・歩行困難の症状がありましたら「田園調布中央病院 大腿骨近位部骨折センター」へご連絡ください

連絡先：03-3721-7121
（田園調布中央病院大腿骨近位部骨折センター）

 

専門スタッフによる安心と信頼

昭和大学病院他、多数の症例数を誇る施設にて経験を積んだ医師が在籍し、熟練の技術と丁寧な対応で質の高い医療を提供します。

医師紹介

役職	田園調布中央病院 副院長 兼 整形外科部長
学位・認定	日本整形外科学会専門医 臨床研修指導医 日本整形外科学会認定スポーツ医 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医

 

 

 

役職	田園調布中央病院 名誉院長
学位・認定	日本整形外科学会専門医 義肢装具等適合判定医

 

 

 

 

 

• 稲垣 克記　昭和大学病院整形外科客員教授、東京女子医科大学整形外科客員教授、昭和大学付属東病院 前院長
• 吉村 誠　　総合高津中央病院 副院長・整形外科部長
• 菅原 裕樹　東京共済病院 整形外科 前部長
• 古森 哲　　荏原病院整形外科医長