病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
- 初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
- その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）
医療の質指標
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
| 年齢区分 | 0～ | 10～ | 20～ | 30～ | 40～ | 50～ | 60～ | 70～ | 80～ | 90～ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 患者数 | – | – | 33人 | 24人 | 41人 | 100人 | 164人 | 388人 | 439人 | 231人 |
2023年4月1日から2024年3月31日までに一般病棟を退院した患者様の数を年齢10歳刻みで集計したものです。80代が最も多い患者数となります。次いで70代、90代が多くなります。高齢の患者様が多い理由として、連携している高齢者施設が多いことが挙げられます。当院は、地域の医療を支える病院として地域の皆様に貢献できるよう努めております。10症例未満は「-」で表示しております。
診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2:なし | 34人 | 32.53日 | 20.60日 | 23.53％ | 88.35歳 | |
| 110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 14人 | 42.86日 | 13.52日 | 21.43％ | 87.00歳 | |
| 100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | 11人 | 10.91日 | 10.60日 | 9.09％ | 83.27歳 | |
| 0400801499×002 | 肺炎等（市中肺炎かつ75歳以上） 手術なし 手術・処置等2:なし 副傷病:なし 重症度:A-DROP スコア2 | – | – | 15.44日 | – | – | |
| 10007xxxxxx0xx | ２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。） 手術・処置等2:なし | – | – | 10.66日 | – | – |
内科は、肺炎関連疾患が上位を占めております。特に食物や唾液などの誤嚥によって引き起こされる誤嚥性肺炎の占める割合が最も多く、80歳を超える高齢者の方に多い傾向となっております。その他には尿路感染症や体液量減少症に罹患された患者様の入院が多くなっております。10症例未満は「-」で表示しております。
外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。） 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 111人 | 2.33日 | 2.61日 | 0.00％ | 72.91歳 | |
| 060102xx99xxxx | 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし | 42人 | 3.29日 | 7.58日 | 2.00％ | 76.90歳 | |
| 060035xx99x6xx | 結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2:６あり | 34人 | 1.00日 | 4.42日 | 0.00％ | 74.06歳 | |
| 060130xx9900xx | 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症（その他良性疾患） 手術なし 手術・処置等1:なし 手術・処置等2:なし | 23人 | 7.43日 | 7.63日 | 4.00％ | 67.52歳 | |
| 060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア（15歳以上） ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 22人 | 4.50日 | 4.55日 | 0.00％ | 70.14歳 |
外科は、消化器外科の医師がおり、消化器系の検査・手術に力を入れております。中でも、大腸・直腸・肛門などの下部消化器系疾患の治療には特に力を入れており、内視鏡による大腸ポリープの切除が最も多くなっております。
整形外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 観血的整復固定術（インプラント周囲骨折に対するもの） 肩甲骨、上腕、大腿 | 97人 | 44.30日 | 25.50日 | 46.39％ | 84.94歳 | |
| 070370xx99xxxx | 骨粗鬆症 手術なし | 37人 | 30.57日 | 21.46日 | 30.00％ | 86.65歳 | |
| 070085xx97xx0x | 滑膜炎、腱鞘炎、軟骨などの炎症（上肢以外） 手術あり 副傷病:なし | 32人 | 6.31日 | 12.05日 | 0.00％ | 60.06歳 | |
| 070370xx97xxxx | 骨粗鬆症 その他の手術あり | 20人 | 25.05日 | 22.46日 | 10.00％ | 82.20歳 | |
| 160610xx01xxxx | 四肢筋腱損傷 関節鏡下肩腱板断裂手術等 | 18人 | 8.33日 | 15.58日 | 0.00％ | 75.39歳 |
整形外科は、股関節大腿近位骨折の患者様が多く、また骨粗鬆症症例も多くなっております。大腿骨頸部骨折と呼ばれる股関節の骨折と骨粗鬆症で入院される患者様はご高齢な方が多いのが特徴です。年齢を重ねるにつれ骨は弱くなり、わずかな衝撃でも骨折してしまうケースが多く見受けられます。当院では、2023年8月に大腿骨近位部骨折センターを開設しております。股関節の骨折の治療に非常に力を入れており、早期手術・早期リハビリを実施し、患者様が少しでも早く日常生活に復帰できるよう努めております。
眼科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 重症度:片眼 | 146人 | 1.73日 | 2.54日 | 0.00％ | 75.59歳 | |
| 020390xxxxxxxx | 視覚・視野障害 | – | – | 5.39日 | – | – | |
| 020400xx97xxxx | 眼、付属器の障害 手術あり | – | – | 8.09日 | – | – | |
| 160250xxxx0xxx | 眼損傷 手術・処置等1:なし | – | – | 4.75日 | – | – | |
| – | – | – | – | – | – | – |
眼科は白内障の手術入院が最も多くなっております。患者様の希望に合わせ日帰りでの入院・手術も実施しており、日常生活への影響をできる限り少なくできるよう心がけております。10症例未満は「-」で表示しております。
総合診療科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 12人 | 47.25日 | 13.52日 | 25.00％ | 85.67歳 | |
| 040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2:なし | – | – | 20.60日 | – | – | |
| 100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | – | – | 10.60日 | – | – | |
| 080010xxxx0xxx | 膿皮症 手術・処置等1:なし | – | – | 12.88日 | – | – | |
| 110290xx99x0xx | 急性腎不全 手術なし 手術・処置等2:なし | – | – | 14.36日 | – | – |
総合診療科は、尿路感染症疾患が第一位となっております。また、食物や唾液などの誤嚥によって引き起こされる誤嚥性肺炎の占める割合も多く、80歳を超える高齢者の方に多い傾向となっております。その他には脱水等による体液量減少症の入院が多くなっております。10症例未満は「-」で表示しております。
初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
| 初発 | 再発 | 病期分類 基準（※） |
版数 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
| 胃癌 | – | – | – | – | – | – | 1 | 8 |
| 大腸癌 | – | – | – | – | 15人 | 51人 | 1 | 8 |
| 乳癌 | – | – | – | – | – | – | – | – |
| 肺癌 | – | – | – | – | – | – | 1 | 8 |
| 肝癌 | – | – | – | – | – | – | – | – |
※ 1：UICC TNM分類，2：癌取扱い規約
当院では癌の治療を受けられる患者様が安心して治療を受けられるよう、体への負担が少ない腹腔鏡や胸腔鏡での手術を行っております。10症例未満は「-」で表示しております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
| 患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
|---|---|---|---|
| 軽症 | – | – | – |
| 中等症 | 22人 | 27.77日 | 79.59歳 |
| 重症 | – | – | – |
| 超重症 | – | – | – |
| 不明 | – | – | – |
肺炎は若い方ほど重症化せず、平均在院日数も短い傾向にあります。高齢になればなるほど重症化し、平均在院日数も長くなる傾向になります。早期に診断し、早期治療に繋げることがとても大切です。10症例未満は「-」で表示しております。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
| 発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
|---|---|---|---|---|
| – | – | – | – | – |
当院では、脳神経外科、神経内科の常勤医師が不在の為、脳梗塞の急性期治療が難しく患者様の積極的な受入はできません。ですが、軽度な症例、経過観察の必要な症例、急性期治療経過後のリハビリテーションには力を入れておりますので、転院等のご相談は可能です。10症例未満は「-」で表示しております。
診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ切除術（長径 2㎝未満） | 105人 | 0.62日 | 0.68日 | 0.00％ | 73.70歳 | |
| K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側） | 12人 | 1.00日 | 1.75日 | 0.00％ | 62.60歳 | |
| K6335 | ヘルニア手術（鼠径ヘルニア） | 10人 | 1.20日 | 3.20日 | 0.00％ | 79.20歳 | |
| K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | – | – | – | – | – | |
| K7212 | 内視鏡的大腸粘膜切除術（長径 2㎝以上） | – | – | – | – | – |
外科では、内視鏡による大腸のポリープ粘膜切除手術が最も多くなっており、手術を受けられた多くの患者様が一泊二日で退院されております。また、患者様の身体への負担が少なく、比較的早期退院が見込める、内視鏡による手術、腹腔鏡・胸腔鏡による手術に力を入れております。10症例未満は「-」で表示しております。
整形外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K0811 | 人工骨頭挿入術（股） | 96人 | 4.55日 | 41.98日 | 48.96％ | 85.74歳 | |
| K066-21 | 関節鏡下関節滑膜切除術（膝） | 41人 | 1.24日 | 4.54日 | 0.00％ | 60.61歳 | |
| K0732 | 関節内骨折観血的手術（手） | 21人 | 2.48日 | 11.57日 | 4.76％ | 74.38歳 | |
| K080-31 | 肩腱板断裂手術（簡単なもの） | 18人 | 1.00日 | 6.33日 | 0.00％ | 75.39歳 | |
| K0461 | 骨折観血的手術（大腿） | 16人 | 51.85日 | 45.25日 | 69.00％ | 81.31歳 |
整形外科では、大腿骨頸部骨折に対する、人工骨頭の挿入手術が最も多く行われております。また、その他の手術でも骨折に対する手術が上位を占めております。
眼科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K2821ﾛ | 水晶体再建術（眼内レンズを挿入する場合・その他のもの） | 149人 | 0.00日 | 0.71日 | 0.00％ | 75.65歳 | |
| K269 | 虹彩整復・瞳孔形成術 | – | – | – | – | – | |
| K2822 | 水晶体再建術（眼内レンズを挿入しない場合） | – | – | – | – | – | |
| K274 | 前房内異物除去術 | – | – | – | – | – | |
| – | – | – | – | – | – | – |
眼科では、白内障に対する水晶体の再建手術が主に行われています。患者様の希望に合わせ日帰りでの入院・手術も実施しており、日常生活への影響をできる限り少なくできるよう心がけております。10症例未満は「-」で表示しております。
その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）ファイルをダウンロード
| DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
|---|---|---|---|---|
| 130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | – | – |
| 異なる | – | – | ||
| 180010 | 敗血症 | 同一 | – | 0.14％ |
| 異なる | – | 0.49％ | ||
| 180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | – | – |
| 異なる | – | – | ||
| 180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | – | 0.21％ |
| 異なる | – | – |
「入院契機と同一」とは、入院時に手術・処置等の合併症と診断をされている患者様であり、「入院契機と異なる」とは、入院中に重篤な手術・処置等の合併症を発症した場合を示しております。発症率は2023年度の全退院患者様に対する発症割合を示しています。敗血症とは感染症をきっかけに血液に病原菌が侵入し、さまざまな臓器の機能不全が現れる病態です。10症例未満は「-」で表示しております。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
| 肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが 「中」以上の手術を施行した 退院患者数（分母） |
分母のうち、肺血栓塞栓症の 予防対策が実施された患者数（分子） |
リスクレベルが「中」以上の手術を 施行した患者の肺血栓塞栓症の 予防対策の実施率 |
|---|---|---|
| 207人 | 198人 | 95.65％ |
国内において、肺血栓塞栓症が発症した場合の院内死亡率は14％と報告されています。そのうち40％以上が発症1時間以内の突然死であるとされており、臨床診断率の向上だけでは予後の改善は達成できないといえます。発症予防対策が必要不可欠です。当院では、肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した入院患者様に対して予防対策を実施しております。
血液培養２セット実施率ファイルをダウンロード
| 血液培養オーダー日数（分母） | 血液培養オーダーが１日に ２件以上ある日数（分子） |
血液培養２セット実施率 |
|---|---|---|
| 134日 | 115日 | 85.82％ |
抗菌薬治療時の血液培養検査は、感染症の原因特定のための必要な検査です。また、得られた結果に基づいて抗菌薬を選択することで、適切な治療につながります。血液培養は診断精度を高めるため、2セット以上行うことが推奨されています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
| 広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数（分母） |
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日 までの間に細菌培養同定検査が 実施された患者数（分子） |
広域スペクトル抗菌薬使用時の 細菌培養実施率 |
|---|---|---|
| 47人 | 30人 | 63.83％ |
広域スペクトル抗菌薬は高範囲に効果のある反面、耐性菌を発生させやすいため、使用を必要最低限に留める必要があります。そのためには、細菌培養検査を行い、最も効果のある抗菌薬を調べることが不可欠であり、広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率を算出し、評価をしています。
更新履歴
- 2024/9/25
- 令和5年度 病院指標を公開しました。