マンモグラフィーのすすめ

日本における乳癌の発生率は年々増加し、1996年には女性の悪性腫瘍の中で第1位になりました。2000年には3万5千人が乳癌に罹患しています。これは女性の30人に一人が乳癌に罹患することになります。また、死亡率も増加しており現在は約30%といわれています。乳癌が多い米国では8人に一人が罹患するとされており、欧米でも発生率は日本と同じように年々増加していますが、死亡率は減少しています。この理由のひとつが乳癌の早期発見であり、それを可能にしているのがマンモグラフィー検診です。
乳癌の症状は、無症状、しこりを触れる、乳頭から血が出る、乳頭にびらんができるなどです。乳癌の発見と診断の基本は視・触診、超音波検査、マンモグラフィーです。
マンモグラフィーは乳腺専用のX線検査で、乳房を撮影台と圧迫板の間に挟んで圧迫して撮影します。胸部などのレントゲン撮影と異なり低いエネルギーのエックス線を用いて撮影するので、一回に受ける被爆線量は非常に少ないとされています。
ほとんどの乳癌は乳汁を分泌する乳管から発生しますが、乳管の外へ浸潤していない非浸潤性の乳癌や、浸潤はあってもしこりとして手に触れない小さな早期がんの中に、微細な石灰化を形成するものがあります。マンモグラフィーはこの石灰化をよく描出します。つまり手に触れない早期のがんの発見にとても有用です。また石灰化がなくても腫瘤(しこり)を形成していれば腫瘤像としてもとらえることができます。(すべての腫瘤が見つかるわけではありません、しかしマンモグラフィーで見えない腫瘤は超音波検査でみえることがあります。)
乳癌の発生率は増加していますが、早期で発見されれば助かる確率も高くなります。そのためには視・触診だけでなく、早期発見が可能なマンモグラフィーを併用した検診をおすすめします。

このような方にマンモグラフィー検診をおすすめします

40歳以上の方
血縁関係で乳癌がある方
初潮が早い、閉経が遅い、未婚、未産婦の方
今までに乳房の病気をしたことがある方

マンモグラフィー検診の手順

予約は健診担当までご連絡下さい。

視診、触診およびマンモグラフィー撮影
外科医の診察および放射線科にて撮影を行ないます。

読影
マンモグラフィー読影認定医によるダブルチェックを行ないます。

結果のお知らせ
外科外来を受診していただき、結果をお知らせします。

※撮影室の混雑状況により、予約時間を越えてお待ちいただく場合がございますのでご了承ください。

区の乳がん検診

大田区

検診内容
問診・マンモグラフィ・視触診

対象
大田区にお住まいの40歳以上の女性

受診期間
平成29年7月1日~平成30年2月28日

目黒区

検診内容
問診・マンモグラフィ・視触診

対象
目黒区にお住まいの40歳以上の女性(2年に1回の受診)

受診期間
平成29年5月1日~平成29年2月28日
 ※目黒区の乳がん検診の詳細はコチラをご覧ください

マンモグラフィの注意事項
・妊娠中、または妊娠の可能性のあるかた、医療機関に入院中のかたは、受診できません。
 また、授乳中のかたは、断乳後3か月を過ぎてから受診してください。
・胸部にペースメーカー・ICDなどを装着しているかた、豊胸(ほうきょう)手術を受けているかた、
 水頭症に対する脳室腹腔シャントをしているかたは、原則として受診できません。
 専門の医療機関にご相談ください。

予約方法
お電話にてご予約を承ります
 T E L :03-3721-7121
 平  日:9:00~12:00 / 14:00~16:00
 土曜日:9:00~12:00
 ご不明な点は当院の健診係までお問い合わせください

マンモグラフィー読影認定医

・富永 幸治
田園調布中央病院外科部長

・廣瀬 正典
昭和大学病院(非常勤医師)

・西澤 昌子

(非常勤医師)

・松永 有紀
(非常勤医師)